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【新潟市秋葉区・新津学習塾】「高校のオモシロ同級生シリーズ」その2

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 新津駅前校教師の佐藤です。

 今回はシリーズ2回目。タイトルをつけるとすれば、「やらかしちゃったけど、頑張った彼」です。
 彼とは同じ市の出身で、違う中学校。その中学では生徒会長をやっていて、ちょっと名の知れた存在でした。市内のスピーチコンテストが私の中学校で開催されたのですが、代表でスピーチをしていました。余談ですが、その時に私の同級生の女子に一目惚れ。しばらく一途に想っていました。
 同じ市の出身、同じ理系志望、同じような成績であったため、高校3年間ほぼ毎日一緒に過ごしていました。この3年間は、自分の親よりも顔を合わせた時間が長かったと思います。本当に気の知れた友人でした。
 そんな彼もちょっとした事件を起こします。センター試験2日目終了後、一緒に帰宅をしたのですが、明らかに雰囲気が違います。「どうしたのか?」聞くと、「ある科目でマークミスをした・・・」とのこと。終了数分前に気付いたらしいのですが、すべてを修正することが出来なかったようです。もし、マークミスがなければ、8割は得点出来ていたらしいのですが、結果は2割ほど。それは落ち込みます。何も声を掛けられませんでした。
 次の日、彼はいつもの電車のいつもの車両に乗って来ます。雰囲気はいつもの通りに戻っていました。「くよくよしていても仕方ない。次に向けて頑張るしかない」のようなことを言っていました。受験結果は、変更した国立大学に見事合格。現在は技術者としてしっかり働いているようです。

 何事もすべて順調に行くことは、まずあり得ません。「順調に行くのかどうか」ではなく、「順調に行かなかった時にどうするのか」がその人の真価なのかもしれません。そのことを彼は教えてくれました。みなさんも模試、実力テスト、入試などの結果で、落ち込んでしまうことも今後あるでしょう。その時に思い出してください。「くよくよしていても仕方ない、切り替えて次に向けて頑張るしかない」ということを。

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