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【新潟市秋葉区塾】中学理科の天体

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 新津駅前校教師の髙田です。

 中学3年生の理科で、天体の動きについて学びますが、そこで得た知識をもとに、実際に夜空を見上げたことのある人はどれだけいるでしょうか?

 例えば、日没後、暗くなっていく西の空に、一番初めに見える明るく輝く星があれば、おそらくそれが金星(=宵の明星)です。反対に、早起きしすぎた朝、太陽が昇る前の徐々に白んでいく東の空に、それでも明るく輝いている星があれば、それもおそらく金星(=明けの明星)です。

 それでは月はどうでしょう?
 きれいな三日月が見たかったら、やはり日没後、西の空を探してみましょう。そこに見えている細い月がそれかもしれません。それでは一体いつなら三日月を見ることができるのでしょうか? 
 現代の日本では新聞の天気予報欄でもチェックしなければはっきりしませんが、約150年前の明治5年までなら、毎月3日が決まって三日月の出る日だったのです。太陰暦とは月の運行をもとにした暦ですから、『毎月一日が新月、3日目の月が三日月』というわけです。ですから、満月のことを15日目の月、十五夜というのです。知っていましたか?

 また、朝方東の空に左側だけ細く輝いている月が見えることもあります。三日月に似ていますが、光っている部分が反対です。残念、これはもうすぐ新月を迎える、太陰暦なら26・27日あたりの月です。夕方、南の空の高い所に右側が半分だけ光っている月があれば、それが上弦の月、あと一週間もすれば満月になる月です。真夜中に東の空から昇ってきて、朝を迎える頃に南の空に浮かんでいる、天気が良ければ午前中はうっすらと見えていたりするのが下弦の月。これからどんどん細くなっていく月ですね。

 このように、教科書のページの上ではただの知識だったことも、周りを見回してみるとごくごく身近にある自然現象だったりするのです。少しは勉強が面白くなってきませんか?

 是非とも空を見上げて、この世界の不思議を楽しんでみてください。

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