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【新潟市秋葉区塾・五泉市塾】歴史を勉強するということ

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 新津駅前校・五泉駅前校教師の栗林です。

 高校生は社会科で、地理、歴史(日本史、世界史)、公民(現高1は公共、現高2・3年生は現代社会、政治経済、倫理)があり、その中で必修科目および選択科目があります。「歴史なんか勉強して何になるの」という声を、生徒さんから時々耳にしてきました。たしかに、地理、公民で得た知識は実生活において、即戦力になるという利点はあります。その面だけ考えれば、歴史を勉強することに対して疑問を持つのはもっともなことだと思います。そこで、今回は歴史を勉強する意義について、お話したいと思います。

 日本史、世界史どちらでも、歴史の転換点においてなんらかの戦争が起きたことが多かったのは悲しいことですが、事実でもあります。現代においても世界で戦争、紛争が起きています。歴史の教訓があったとしてもです。また、何らかの事情や思惑により、歴史が後世に捻じ曲げられて伝えられるということもないとは言えません。歴史とは、日本の、人類の履歴書です。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざで表されるように、歴史が正しく伝わらなければ、愚を繰り返すのが人類なのだと思います。人類の歴史という大河の流れのような膨大な情報の中に、今を生きる我々にとっての「過去よりも今、そして未来はもっと良くなる、良くする」という指標が示されていると思います。

 悲しい戦いの繰り返しであった人類の歴史も少しずつ、「戦いを避け、理解し合おう」という方向に進んでいるということさえ、歴史を勉強しなければわかりません。「未来をより良いものにするために過去を知る」これが歴史を学習する意義なのだと私は思います。

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