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新津駅前校教師の髙田です。
英語の長文読解を解く際に、「単語の意味はだいたいわかるのに、どうも何を言っているのかよくわからない」ということはありませんか?
古文や漢文でも似たようなことが言えるかもしれません。特に古文などは、単に古いだけでやはり日本語には違いないはずなのに、どうにも近寄りがたいと感じる生徒さんもいるようです。対策としては、どういった方法が考えられるでしょうか?
ここで、一冊の本の話をしたいと思います。数年前に芥川賞を受賞した、若竹千佐子作「おらおらでひとりいぐも」です。高齢な上に処女作での受賞で、映画化もされ話題になっていたので、知っている人も多いかもしれません。興味のある方は一読してもらえればと思いますが、ここではその本の内容には特に触れません。ポイントは、その文章の中にかなり強烈な東北弁が比較的大量に使用されていることです。初めて手にした人の多くは「これはなかなか難解な…」と感じるのではないでしょうか。
かくいう私もそうでしたが、その後、ただただページ上の字面だけを眺めていると何を言っているのかわからない文章でも、不思議なことに声に出して音読することで、比較的するするとその内容が頭に入ってくることを発見しました。この方法は、普段私が英文や古文・漢文を読むときに使うやり方だったのですが、同じような効果が東北弁にもあるとわかって、妙に納得したものでした。
さすがにテストの最中に大声で音読するのはやめてもらいたいところですが、普段自宅で学習する中で、何だか疲れてしまって集中できない、どうにも内容が頭に入ってこない、などという時には、どうぞ思いっきり声に出して音読してみてください。意味不明だったその内容が、もしかすると鮮やかに映像化されて目の前に現れてくるかもしれません。