燕市 弥彦 岩室 中之口 学習塾 個別指導 現中学2年生 家庭教師
こんにちは、KATEKYO学院 燕校です。昨日の公立高校入試一般選抜を受け、『理科』に特化して出題傾向と2023年度(令和5年度)入試に向け、対策をお伝えします。来年度、受験を控えている燕中、燕北中、小池中、吉田中、分水中、弥彦中、岩室中、中之口中の現中学2年生(新3年生)の皆さんが少しでも早くに受験意識を持って取り組んでほしいと思っています。
また、他の教科も随時掲載していきますので、「お気に入り登録」などをされ、ご確認してください。
R4年度(2022年度)
新潟県公立高校入試 出題傾向
【理科】
大問【1】(配点18点)
融合問題
物理分野以外の化学・生物・地学から出題されました。小問数は6問でしたが、各問いは基礎知識が習得されていれば問題なく解けた内容ばかりでした。特筆すべき問題は、放射能の出題がなされたことですが、この問題はどちらかというと一般常識的な内容だったように感じます。
大問【2】(配点12点)
生物分野から 遺伝の内容
小問(4)以外は、知識問題と言える内容でした。令和5年度入試でも出題されるとは言えませんが、遺伝の分野は必ず押さえておきたい単元です。
大問【3】(配点10点)
物理分野から 浮力の内容
今回の浮力に限らず力の分野は、比較的苦手な生徒さんが多い傾向にあります。目にした瞬間に『無理。難しそう』と、思った生徒さんも少なくないと予想しています。
大問【4】(配点9点)
地学分野から 湿度の内容
よく出題されるのが、【飽和水蒸気量曲線図】。この表の見方や考え方を習得していた生徒さんは、それほど難しい内容ではなかったと思います。(3)の問題内容を把握することが出来ないと次のステップに進めません。つまり、問題の①や②が解けないということに繋がります。この図の見方が理解できなかった生徒さんは、難易度は高かったのではないかと感じます。
大問【5】(配点10点)
生物分野から セキツイ動物の内容
全体的には、それほど難しい出題はされていませんでした。ライオンとシマウマの目が付いている位置の理由問題は正解したいところです。生物の進化には必ず理由があります。興味を持って取り組んでほしい単元です。
大問【6】(配点13点)
地学分野から 月の見え方
月の見え方の出題は、かなり過去にも出題されている内容です。この単元が苦手な生徒さんは難しかったでしょう。方角を考える際、どうしても平面で捉えがちです。空間認識ができている生徒さんにはそれほど難しい内容ではなかったはずです。
大問【7】(配点12点)
物理分野から 電気の内容
毎年出題されている「電気単元」。今年度も出題されました。難易度は低い内容でした。アンペア(A)、ミリアンペア(mA)の単位を間違わなければ全問正解した生徒さんも多い出題内容だったと思われます。
大問【8】(配点16点)
化学分野から 水とエタノールの実験問題
水とエタノールの沸点の違いを理解できている生徒さんは比較的獲りやすい内容だったと感じます。ひねった問題が無かったことから全問正解する生徒さんも多いと感じます。
総評
1.例年より、少し問題数が多くなりました。例年は35問前後、今年度は41問でした。
2.計算問題が例年より出題が多かった年度でした。ただし、複雑に計算するような内容ではなかったため、正答率は高いものと感じます。
3.全体的には難しい内容が少なく、学校の定期試験レベルでの出題内容が多く出題されています。
令和5年度(2023年度)
公立高校入試に向けて
生徒さんの傾向として、苦手と感じる単元やそうでない単元があるものです。特に計算問題が出題されやすい「化学」や「物理」分野で苦手という生徒さんが少なくありません。過去の分析からも言えることですが、「生物」や「地学」の分野の正答率は「化学」や「物理」に比べて高い傾向にあります。暗記科目と言われている理科ですが、今後は今年度のように計算問題が多く出題されていく流れになると予想されます。また、確かに暗記するのが苦手だ、という生徒さんもいます。そういった生徒さんには「勉強のやり方」をまずは改善させる必要があります。勉強のやり方はそれぞれ違っていいのです。他者の真似をしても、良い結果となることは少ないと感じます。
「計算が苦手」というよりも、「計算に至るプロセスが苦手」なだけです。数学のように方程式や二次関数のような複雑な計算は一切必要ないのが理科の計算問題です。このプロセス理解をするには、「自力では、なかなか難しいケースが多い」のが事実です。来年度も計算問題が多いことを考えると、早いうちに、他者(友達、学校の先生、塾の先生)から教えてもらうことをおススメします。
受験勉強は5教科3か年分の範囲です。
1年間かけて、しっかりと受験に向けスタートをしていくことが大切です。
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