燕市 弥彦村 中之口 KATEKYO燕 大学入試 高校入試 高校生 中学生 マンツーマン指導塾 家庭教師
5月、風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節になりました。新年度を迎え早1ヶ月が過ぎ、みんなも新しい学年の生活に慣れてきたのではないでしょうか?春は新しいことを始め、新しい自分を見つけていくのに良い時期です。暑くもなく寒くもないこの季節に本格的に勉強を始めて、勉強を通して新しい自分を見つけてみませんか?「えっ~、ここで勉強の話かよー。勉強嫌いだしー。」っていうみんなの声が聞こえてきたような気がします。まぁそう言わずに少しだけ私の話にお付き合い下さい。今回お話しさせてもらうのはある生徒(以後“A君”と呼びます)が勉強を通して成績面でも気持ちの面でも変わっていった話です。そして、これがみなさんにとっての普段の勉強の取り組みに変化をもたらすきっかけの一つになればと思っています。それでは…
A君との出会い
私がA君と出会ったのは彼が中学3年生の冬でした。彼はそれまで学校の定期テストで志望校の目標点をクリアしていたため、入試に対してそんなに心配していなかったようです。しかし、KATEKYOに入る前までに受けていた11月の統一模試から12月の統一模試の合計点で約50点も落とし、合計300点を少し超えるくらいになってしまい、志望校に対して完全に赤ランプが点灯し始めてしまいました。これにはA君も焦ってしまい、KATEKYOの門を叩いたそうです。
中学の定期テストだけでは安心できない…
私も模試の結果を見せてもらい、A君からも話を聞きました。結果私が思ったのは、A君にとって武器になるのは理社の2教科で主要3教科は不得意分野があり、このままでは入試で何が起こるか分からないということでした。苦手分野は国語の現代文の読み取りと古典、数学の関数、英語の長文読解でした。これらはみんな入試で大切なところでしたから、志望校合格が心配な部分でした。
実は定期テストでは目標点をクリアしていたのですが、中学1・2年の内申点の方が目標点より少し足りない感じだったので内申点の不足分も入試当日の試験でカバーしなければならなかったのです。こういう状態でしたから、入試でいろいろと悪い条件が重なれば、
与えられた状況をどう捉えるか
A君と話し合って、私との授業では苦手な国・数・英の3教科(特に苦手分野を中心に)を新潟県の過去問を通して勉強し、得意な理科と社会は受験用教材を自宅で勉強することとしました。本当は苦手分野も別な教材で確認しながら勉強し、その後入試問題をA君に解いて欲しかったのですが、その時間がなかったので入試問題の中で弱点の部分に注意しながら授業を進めていきました。そして見事に志望校合格!A君も諦めずに本当によく頑張って勉強してくれました。結果論ですが、振り返れば、12月模試で得点が50点も下がり、“勉強をもっと頑張らなければ”という彼の強い思いが生じたことがある意味では良かったのかもしれません。
A君があのまま定期テストの結果だけみて安心してしまい、私との出会いもなく、勉強する姿勢にも変化を持たないで入試に向かっていたらどうなっていたのか・・・・。
A君のように模試や定期テストで得点を落とした時にその結果をどう捉え、どういう行動を取るのか…。ここが大切なところで、それをご家族の皆様がどういった選択をされ、バックアップしていただけるかも大切な位置づけではないかと感じます。もちろんA君自信が「絶対合格したい」という強い気持ちがベースとなり即行動に移し、親御様も「何とかしてあげたい」という気持ちだったことは確かです。この合格は、ご家族の皆様と一緒になって勝ち取った「志望校合格」と言えます。
勉強に対する姿勢の変化
A君は高校に入学後も通塾を続け、それまでの経験を活かして勉強し、今では驚くほどの結果を出しています。高校1年生の頃は志望大学は定まっていませんでしたが、「理系の大学に進みたい」という意思は持っていました。そこでまず私が指示したこととして、入試科目に絶対必要な数学は教科書と数研出版の「青チャート」を使い、先取り学習を行うよう提案しました。上述したように、高校入試直前の模試での出来事があり、それを機に彼自身も積極的に攻める勉強が必要と感じたようです。KATEKYOの授業では、先取りした青チャートの問題を本当に解けるかどうかの確認を行いました。私の目の前で1問1問解いてもらいました。他に英語の勉強もしました。自力での先取り学習は未習内容を自分で教科書を読み問題を解き解説を理解していかなければならないので本当に大変だと思います。しかし彼は諦めずに続けてくれました。高1~高3の内容を順に途絶えることなくやってくれたのです。KATEKYOに入る前までに受けていた11月の統一模試から12月の統一模試の合計点で約50点も落とし、合計300点を少し超えるくらいになってしまい、志望校に対して完全に赤ランプが点灯し始めてしまいました。もともとA君は数学の力があったわけではありません。高校入試前は「数学」が心配な教科の1つで、ごく普通の生徒さんでした。その「数学」が今では…。毎回ほぼ校内順位は1桁で、
自分に合った勉強スタイル
後に志望校を決めたA君は他の教科も欲が出てきました。次に狙っているのは英語と理科。英語は1年生のときからやってきた英文法「高校リード問題」で早めに終わらせ、「システム英単語」やZ会の「速読英単語」で語彙力を付け、構文では「英語の構文150」を、長文読解は「英語長文レベル別問題集2~5」を使用しながらの指導。理科も数学同様に、学校教材を使い、先取り学習を自力で行っています。理科の成績も数学に匹敵するくらい抜群です。今春からは、国立二次対策に向け、新たに数Ⅲや物理・化学の授業も行い始めました。今では、完全にA君自身の勉強スタイルが作られています。まず1科目から攻めてそれに手応えを感じたら、次の科目次の科目へと手を伸ばす作戦です。これが功を奏し英・数・国の3教科や5教科総合偏差値も70を超えてきました。まだ本格的には取り組めていない「国語」や「社会(地理B)」を始めたらまたどのように変化していくか楽しみです。主体的に取り組めるA君ですから、それらも上手くやっていくと確信しています。
新しい自分を見つけに
私は今回の話に出てきたA君だけが他の人にない特別な才能があって、このような心の変化や成績の面で急上昇した生徒さんとは思っていません。誰もがほんの少しのきっかけを見逃さず、ちょっと勇気を持って次の行動に移せば誰でも新しい自分に会える可能性を秘めていると思っています。自分で「自分とはこういう人間だ」と決めつけず、気付いていない新しい自分を見つける努力をしてみてください。春はそれに適している季節だと思います。
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