燕市 中之口 弥彦村 完全個別指導塾 中学生
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KATEKYO 学院 燕校教師の吉田です。令和4年度の高校入試も終わり、合格した生徒さんの笑顔に接し、私も嬉しい気持ちで一杯です。しかし、もう来年の高校入試に向けての学習が始まっています。そこで、今回の新潟県の高校入試の英語の語彙に注目して、これからの学習に必要な話をしたいと思います。「英語は今から何をしたらいいの?」という生徒さんは必読です。
(1)新潟県高校入試の英単語の「動詞」「形容詞・副詞」に着目すると
今回の入試の本文に出てきた「動詞」を調べると59種類の動詞が出題されました(注にある単語は除外)。その内、なんと47種類が1・2年生で学習する単語です。これは動詞全体の約80%になります。以前もお話しした通り、1・2年の英単語を覚えておく必要性がわかると思います。
また、「形容詞・副詞」は60種類ありました。感情を表すもの(happyやamazing)、難易を表すもの(difficult)、様態を表すもの(importantやnecessary)、頻度を表すもの(alwaysやusually)など、以前分類した4つのカテゴリーが満遍なく出されていました。これらは答えの根拠になる品詞なので、しっかり覚えてほしいです。
(2)新潟県高校入試の英語を語彙数から見ると
「今年の高校入試の英語は難しかった」、「時間が足りなかった」と感じた生徒さんは多かったと思います。そこで今年度、入試の本文に出題された英単語の語彙数を調べました。
広告問題は162語、対話文問題は485語、長文問題は614語、合計1261語ありました。これは、昨年の令和3年度の語彙数と比較すると、なんと100語も増えたことになります。
いかに早く問題文の日本語訳を理解できたかが得点の差に繋がりました。
(3)これからの英語の学習について
これからの高校入試はますます語彙数が増えてくると予想されます。しっかりと日本語訳に直して解いていくことはとても大切ですが、出題される問題文の量的にも不可能になってきています。そこで、速く訳す「速読」を身に付けていく必要があります。速読の方法は様々ありますが、今回は2つの方法を挙げます。
①区切って訳す(スラッシュ・リーディング)
意味の通る文節ことに、区切り(スラッシュ)を入れて、頭から次々に訳していく方法です。例えば、このようにです。
(例文)
I think / we / can learn / a lot / from books.
(私は~思う)(私達は) (学べる) (たくさん) (本から)
この程度の文章であれば、区切り(スラッシュ)を入れずとも訳せる生徒さんも多いでしょう。しかし、高校入試の文章は一文が長くなる傾向にありますから、訳すのが難しくなります。初めは全体の意味を取りづらいかもしれませんが、何度もこの練習を繰り返していく内に内容把握が容易にできるようになり、速読力が身についてきます。
②英文の「読解体力」をつける
生徒さんでよくあることですが、短い英文では正答率が高いのですが、英文が長くなってくると、ミスが増えてきて失点が多くなり、正答率が低下していく生徒さんがいます。理由は簡単です。長い英文を訳して問題を解いていると「疲れ」が出てしまい、訳がいい加減になり、失点してしまうからです。これでは解ける問題も解けなくなってしまいます。
今から、まずは短めの英文を読み始め、徐々に英文の語彙数を上げていくと良いです。
初めは100~200語程度の長文から訳す練習をして、次に200~400語、そして400~600語の英文と語彙数を増やすことで長い英文に慣れていき、「読解体力」をつけていけば、訳し疲れがなくなり、集中して訳すことができるため、速読に繋がります。
(4)最後に
英語の長文読解を始めるのは早ければ早いほど良いです。多く英文を日本語訳にすることで必然的に語彙力もついてきます。令和5年度の入試までに「語彙力」「読解力」を身に付けるようにしていきましょう。受験英語の学習は日常から触れること、そして学習の仕方がとても大切になります。入試の学習はこういった取り組み方によって大きく飛躍できます。
KATEKYO 学院 燕校では、個別指導・少人数指導など様々なコースを設定してあります。また、生徒さん1人1人の学習進度に合わせて寄り添って指導していますから、上述のようなやり方で、英語授業は日常的に行っています。
志望校合格を目指してKATEKYO燕で一緒に頑張りましょう。