令和4年度の動向を振り返り、新中3生が受験する
柏刈・出雲崎エリアの令和5年度公立高校入試につ
いて考えてみたいと思います。
【過去3年の倍率の推移】
令和4年度 新潟県公立校入試では、柏高が過去に
類を見ない低倍率でした。一方、1クラス増加とな
った常盤は、「チャンスが広がった」と思った受験
生が多かったようで、市内では唯一、定員オーバー
となりました。定員割れとなった総合・柏工ですが、
過去3年の推移をみると、年々、倍率が上昇してい
ることが分かります。
長岡エリアに目を向けてみると、長高・大手・向
陵は例年通りの高倍率で、特に大手は3年連続の高
倍率なりました。また、全県1学区制となった当初、
徐々に人気に陰りが見え始め、倍率も下降線にあっ
た長岡高専ですが、最近では人気が回復し、おおむ
ね倍率は1.00倍を超えるようになりました。景気不
安を感じる保護者の方から「より専門的に学び、資
格も取って、就職を有利に」といったアドバイスも
あるようです。
こうした場合も含め、近年は、柏刈・出雲崎エリ
アの中学生が、長岡エリアの高校・高専に進学する
ケースが増えていると言えます。なお、柏刈・出雲
崎エリアの中3生が希望するのは、長高と向陵です。
長高は、柏高よりもはるかに高く、国公立大・難関
私大の合格実績も豊富だからです。一方で、向陵は
「柏高に合格するのは難しいけど、常盤より上位の
高校に進学したい」と考える受験生がいるためです。
【各年度の募集定員と柏刈・出雲崎の中学生人口】
各中学校の生徒数と、新潟県教育委員会が発表して
いる「高校再編計画」から、各高校のそれぞれの年
度の募集定員を示しました。令和3年度については、
柏刈・出雲崎エリアの中3生人口は646人で、彼ら
が受験した「令和4年度入試」の同エリア公立高校
の募集定員の合計は595人でした。上下が対象して
いますので、来年度は630人の中3生人口に対して、
募集定員の合計が595人になりますし、新中2生が
受験する再来年は、中3人口が648人に対して、募集
定員が595人ですので、この先2年は大きな変化はあ
りません。2年連続で倍率が1.00倍を超えた常盤は、
令和5年度入試において、多少の反動があると予想
されますし、柏高は大きく反動が出る可能性があり
そうです。
【各年度の募集定員と長岡エリアの中学生人口】
長岡エリアの高校が高倍率になるのは一目瞭然で、
毎年、中3人口が募集定員を800人程度上回ります。
また、柏刈・出雲崎エリア以外では、見附市や小千
谷市、遠くは十日町市や、最近では三条市からの受
験生もおり、中越地区のみならず、県央(三条・燕・
加茂)エリアからの受験生もいますので、長高・大
手・向陵を希望している場合には、準備と相当な覚
悟が必要になります。
柏崎市内の高校を受験する場合でも、長高や大手、
向陵にチャレンジする場合でも、前期の定期テスト
で高得点をマークし、内申点アップに努めることで
す。また、部活動を引退してから本格的に受験勉強
を始めようと考えている新中3生がほとんどでしょ
うから、夏休みまでに「本格的に受験勉強を始める
ための準備」をしておきましょう。
また、長高や向陵を目指す場合には、令和5年度入
試も大激戦が予想されますし、特に長高を目指す
場合には、来年1月以降に十分な演習時間を確保す
るためにも、学校授業の先取りすることが、とて
も重要です。
「長岡エリアの受験情報や対策の進め方が分から
ない」という場合は、ご相談ください。
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