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【新潟市秋葉区個別指導】共通テスト英語リーディングを国語的に解く

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 新津駅前校教師の新田見です。

 大学受験生の皆さん、受験勉強は順調に進んでいますか。なかなか目標が定まらずモチベーションが上がっていない人、まだ夏休み前ではありますが、早目に志望大学の過去問を解いて、これから縮めていくべき距離感をつかんでいきましょう。今回は2021年度共通テスト英語リーディング第2問(1月16日実施)の傾向をもとに、英語リーディング問題の解法をあえて国語的な視点から”お話しします。

 2021年第2問はAとBの二つに分かれていましたが、ここでは、Aについて取り上げてみましょう。リード文も含めてすべて英文で書かれた問題です。問題の状況設定を的確に把握することが解法の第一歩です。

 Aについて簡単に問題内容を見てみましょう。まず学校のバンド大会の結果と3人のジャッジの評価を読む。そして、与えられた情報についての質問に答える小問2題、事実(fact)と意見(opinion)にあたる内容を選ぶ小問2題、ジャッジの評価から言える内容を選択する小問1題の計5題です。

 ここでの出題パターンで注目すべきは問3~問4の事実(fact)と意見(opinion)を分ける問題です。ちなみに共通テスト試行調査でも一部小問にみられたものです。さあどう対処したらよいでしょう。ちょっとここで国語的な質問です。事実(fact)と意見(opinion)の違いは何なのか、区別できていますか?

 事実とは「実際に起こったこと。また、実際にあること。」という意味。意見とは「物事やある判断についての考え」という意味です。つまり、「事実とはもうすでに起きた話や今定まっている話、意見とはある事実や根拠に基づいた個々の考え」ということになります。 そう考えると、第2問A問3では、3人のジャッジのコメントから事実(fact)を探すとすれば、コメント内容から共通する定まった話をピックアップすればいいということになります。また、問4では3人のうちの2人のジャッジに共通した判断内容として、1つのバンドに観衆とつながっている感があったことが挙げられていることから、それを1つの意見(opinion)として正答に結びつけることになります。

 選択肢によって、あるいは、設問の内容によって解法の違いはありますが、解くための基本スタンスは変わりません。まずは、設問の幹となる内容(意味)を正しく理解した上で、その基準に当てはまる正答を探していくことが、得点のカギになります。このことを是非忘れずに解き切ってください。英語リーディングの問題とはいえ、このように国語的な感覚も大切なのです。

 今回、共通テスト英語の一部を取り上げましたが、他の教科でも国語的な感覚は役に立ちます。その実例と解法については改めてお伝えします。

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