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こんにちは、東三条駅前校教師の岡村です。
いよいよ受験シーズン到来、この時期の効果的な受験勉強と言えば、「過去問対策」というのが一般的ですね。
ただ、この「過去問対策」を、間違って捉えている、あるいは活かしきれていない生徒が、案外多いような気がしてなりません。
「過去問ができたから受かる確率が高い。」「過去問ができなかったから落ちるかも?」
そうやって一喜一憂している生徒を、たまに見かけますが、あまり意味のないことだと思います。
中には「今日から毎日過去問を1年分解く!」といった無謀な計画を立てる生徒さんもいます。
意気込みは買いますが、仮に毎日過去問を1年分解いたとして、そのとき解けなかった問題は、いつ復習して、いつ解き直すのでしょうか?
それとも解き直しすることもなく、赤ペンで答えを写して終わりでしょうか?
過去問を解くだけで合格に近づけるわけではありません。
過去問を解いて問題の傾向と自分の弱点を知り、それを克服して初めて合格に近づけるということを忘れてはいけません。
過去問を解いて、割合が苦手だとわかったら、教科書や他の問題集などを使って、割合の単元を重点的に勉強して克服する。
英語の不定詞が苦手だとわかったら、不定詞を理解できるまで勉強して克服する。
当たり前のことですよね。
でもこの当たり前のことをやらずに、「成績が上がらない」と悩んでいる生徒さん、今までたくさん見てきました。
過去問対策に限らず勉強は全て、「できないものをできるようにする」ことが基本姿勢だと思います。
そのためには、ただやみくもに問題を解くのではなく、復習してしっかり覚える時間も確保する必要があります。
できるものが多くなっていけば、自然に点数も上がり、合格に近づくことは、言うまでもありませんよね。
せっかくの過去問対策、やりっ放しで終わらせるのではなく、一歩でも合格に近づける勉強にしていくことが、これからの時期、特に大切なことだと思います。
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