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こんにちは、東三条駅前校教師の岡村です。
この記事を開いてくださり、ありがとうございます。
「手間(てま)暇(ひま)をかける」という言葉があります。
「手間」と「暇」の両方をかけて、はじめて「手間暇をかける」です。
料理で言えば、良い素材を選んで、工夫を凝らすのが「手間をかける」。
じっくり時間をかけて、味を染み込ませるのが「暇をかける」。
医療で言えば、薬を使って早く治そうとするのが「手間をかける」。
患者さんの自然治癒力を待つのが「暇をかける」。
とまあ、こんな感じでしょうか。
何でも偏り過ぎは良くないので、バランスが大事ですよね。
生徒さんへの指導にも同じことが言えると思います。
私は指導の際、「手間をかける」だけでなく、「暇をかける」ことを重視しています。
「手間をかける」とは、「いかにわかりやすく教えるか」「いかに楽しく学んでもらうか」の準備や工夫です。
「暇をかける」とは、生徒さんの考える力を信じて待つことです。
私も「教える」という仕事に携わって間もないうちは、「手間をかける」ことばかりを意識していたような気がします。
今は「いかに教えずに考えさせるか」「いかに教えずに気づかせるか」つまり「暇をかける」ことを意識した指導を心がけています。
もちろん、手を抜いている訳ではありません。
「暇をかける」のは、「手間をかける」に比べ、時間効率も悪いし、教える側の忍耐力も必要です。
でも、いくら教師が教えたつもりになっても、生徒さんがその教えを消化できなければ、教師の自己満足のみで意味がありません。
近道を急ぐあまり、生徒さんから「考える時間」「悩む時間」まで奪ってはいけません。
薬漬けの治療は、即効性はあっても副作用が心配です。
生徒さんの自然治癒力を高めるためには、「暇をかける」指導も必要ではないかと思います。
「手間をかけられる」ことに慣れてしまった生徒さんが、分からないことを自分で考えずにすぐ聞けばいいと思うようになったり、教えてもらうことを当たり前のことだと思うようになるのを見たことがあります。
「手間をかけられる」ことに慣れてしまった生徒さんが、うまくいかない責任を、親や先生のせいにしたがるのも見てきました。
「手間をかける」ことも、もちろん必要です。
でも、「暇をかける」ことで生徒さんはもっと伸びるのです。
「手間をかける」と「暇をかける」、これはKATEKYOの1対1完全個別指導だからこそできるのです。
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