KATEKYO長岡で長く指導を担当し、昨年の9月から
は長岡市古正寺に新規開校したKATEKYO長岡西でも
エース教師として活躍している大平正志(おおだいら
まさし)先生に向陵高校について、インタビューしま
した。
教務:先生は、向陵高校の生徒さんを指導してみて
どのような感想を持っていますか?
大平:皆さん、やはり実力がありますし、生徒個々
に「強み」となる教科・科目を持っています。
教務:やはり、普通科進学校の生徒さんですね。
大平:その「強み」が、例えば数学と理科だったり、
英語と社会だったりするわけですが、裏を返
せば、それ以外の教科・科目に抜けが多いと
いう印象です。
教務:なるほど。つまり、教科間の差が大きいとい
うことですね。
大平:そうです。おおむね合計点が重要視され、し
かも、もともと実力がある生徒が向陵を受験
しますから、高校入試の段階では、教科間の
差も、そこまで気になるほどではありません。
教務:確かに。向陵に合格する生徒は、中学時の確
認テストでも300~320点はマークできるだけ
の力を持っていますからね。
大平:しかし、高校に入ると、そうした「力」、こ
こでそれを「センス」と言い換えることとし
ますが、「センス」だけでなく、それ以上に
「努力」がとても重要になってきます。
教務:「センス」ではなく、「努力」ですね。
大平:そうです。しかし、向陵の生徒さんは、中学
のころと変わらず、「センス頼み」の生徒が
少なくないように感じます。だから、定期テ
ストや模試、さらには受験対策でも、まず問
題演習から手を付けてしまいがちです。
そのせいで、出題された内容が自分に合うか
合わないかで、得点が上下してしまい、安定
しません。
教務:そう言われれば、確かにそうですね。ある時
の模試では、合格判定が「B」だったのに、
次の模試では一気に「E」判定なんて生徒さ
んもいますね。
そうか...、センス頼みだと当たり外れが多く
なってしまうんですね。
大平:そうなんです。それに加えて、教科・科目の
得意・不得意がありますから、入試の受験科
目数が増えれば増えるほど、不利なんです。
国公立大を希望する場合、必ず「共通テスト」
を受験しなければいけませんが、文系生は多
ければ6教科8科目、理系生は5教科7科目です。
厳しい言い方になるかもしれませんが、国公
立大への進学は、よほどの「努力」をしない
限り難しいということになります。
教務:これも高校入試と違って、大学入試となると
新潟県内だけでなく、全国にライバルがいま
すもんね。
大平:それもとても重要な点なんですが、なんとな
く向陵生は、校内成績で安心してしまってい
て、視野が広くない傾向があります。かつて
私が指導していた生徒さんの例では、私を不
安がらせないために気を使ったのか、「私も
数学の結果は悪かったけど、みんな同じよう
なもんだったよ」と言っていました。ちなみ
に、この生徒さんは英語の指導もしていまし
たが、こちらは90点を超える好成績でした。
教務:やはり、教科間の差が...。それに「みんなも
悪かった」で安心してもらっても困りますね。
大平:「私だけじゃない」「あとで何とかする」と
思っても、向陵の授業は進みも早いですから、
一度、遅れをとってしまうと取り返すのは至
難の技です。
教務:そうした向陵生の指導ですが、先生はどのよ
うに対策を練っていますか?
大平:まずは、「センス頼みにしないこと」です。
「次、頑張る」ではなく、「なぜ今回、間違
えたか」をしっかりと確認させます。その後、
「どうすれば正解できたか」を説明します。
とにかく「基本を重視する意識」を持たせる
ように努めています。
教務:同じミスを繰り返さない!ですね。
大平:そうです。また実は、「次、頑張る」という
生徒の特徴として、「案の定、次回も立ち上
がりが遅い」という傾向があります。定期考
査ならまだしも、これが入試となると、受験
時に力のピークをもってこれないということ
になってしまいますよね。
そうならないためにも、入試に照準を絞って
そこから逆算して、「今、何をすべきか」を
考えて対策をさせるようにしています。
教務:先生、今日はありがとうございました。
大平:最後に。向陵生は皆さん「力」や「センス」
を持っています。そうした「武器」に磨きを
かけることにも力を入れて指導しています。
得意科目はさらに実力を付けさせ、苦手科目
は、その得意科目の足を引っ張らないように
させることが重要だと思っています。
さて、大平先生の担当科目教科・科目ですが、
①小中学生は、5教科全ての指導が可能です。
②高校生以上だと、数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B)、英語、国
語(現代文・古典)、日本史、物理基礎、化学基礎、
生物基礎と幅広い科目に対応可能です。また、総
合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜などで課さ
れる「小論文」の指導にも実績があります。
ちなみに、趣味は「温泉巡り」だそうです。
ぜひ、大平先生の授業を体験してみたいという向陵
生がいらっしゃいましたら、KATEKYO長岡西までお
問合せください。
向陵生応援
KATEKYO長岡西
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