現役 高3生の皆さん。まずは、コチラの記事をご
覧ください。皆さんが受験する2023年度大学入試
では、高卒の受験生(浪人生)が増加すると予想され、
ハイレベルな競争になると思われます。特に国公
立大を目指す場合は、多くの高卒生と合格を争う
ことになりなす。
そこで注目されるのが、「総合型選抜(旧AO)」や
「学校推薦型選抜(旧 推薦で公募・指定校がある」)」
です。また、その際、多くの大学で課されるのが
「小論文」ですが、これは現役生はもちろん、高
卒生でも経験の少ない受験科目のため、両者の差
が付きにくく、現役生でも十分に勝機があります。
まずは、これまでの小論対策指導を通じて、現役
生が陥りやすいポイントを見てみましょう。
①原稿用紙の使い方が分かっていない
例えば、400字で書きなさい、という場合、最
後のマスに「た。」と書いたとします。これは、
「た」が400字目、「。」が401字目になり、指
示に反しているためNGです(文章の途中であれば、
OKです)。また、改行の仕方が分かっていない
ケースもあり、とても合格できる小論文ではあ
りませんでした。
②漢字で書けるものを、平仮名で書く
これはありがちです。そもそも普段、スマホな
どでは文字を打ち込んで変換すれば、正しい漢
字が表示されます。そのため、自分で書く、と
いうことをほとんどしていません。漢字が書け
なくても仕方ないかもしれませんが、これは痛
手です。
③段落構成がおかしい
一般的に「序論・本論・結論」とか「起・承・
転・結」といった段落構成で書くことで、自身
の考えや主張が、読み手に伝わりやすくなりま
す。しかし、その意識が薄いせいなのか、どこ
に「結論」があるか分からない文章を書いてい
たり、反対にどこを見ても結論しかないような
内容の薄い文章を書いていたりします。結果的
に「何を主張したいのか全く伝わらない文章」
になっていました。また特に多いのが、マスを
埋めるために同じことを何回も、何回も書くと
いうパターンです。
④専門的な知識が無さすぎる
例えば、医療系大学・学部を希望している生徒
で、「IC(Informed Consent)」という言葉を知
らなかったのには驚きました。また、知らない
がゆえに、そのキーワードを活用して文章を書
くこともできませんでした。少なくとも、自分
が目指している分野に関しては、しっかりと調
べておくべきです。それができないようでは、
「この生徒は、医療に関する基礎知識がたりな
いな」と、大学側に判断されても仕方ありませ
ん。
⑤時事問題に疎い
受験科目に絞って対策をしているため、ニュー
スを見たり、新聞を読んだりする時間は、確か
に少ないかもしれません。しかし、将来の目標
が決まっている以上、その分野に関する情報に
はアンテナを張っておくべきですし、それに対
する自分の考えをもっているべきです。④とあ
わせて「どれだけ意識をしているか」が試され
ますし、これが薄いと「この生徒は本当に意欲
があるの?」と大学側に疑われても仕方ありま
せん。
⑥テーマと解答がズレている
これが最もやってはいけないことです。どんな
に内容が良くても、指示されたことやテーマと
ズレていては話になりません。
KATEKYO柏崎では毎年、多くの受験生の小論文対
策のお手伝いをしています。特に近年、常盤生か
らの依頼が多い傾向がありますが、常盤生にとっ
て最も合格率が高いのが学校推薦型選抜の「指定
校」で、2番目がその「公募」、3番目が「総合型
選抜」です(コチラもご参照ください)。
ちなみに、小論文対策が他教科にも好影響を与え
ることも確認されています。
①語彙力が大幅にアップする
②書き方が身に付くので、自然と読み方も分かる
ようになる
③数学の文章題を理解しやすくなる
④英語の長文読解の訳し方が分かるようになる
などです。
共通テストになってからは、国語に限らず、読ま
なければいけない文章量も増えているため、「読
解力」はとても重要になっています。
また、小論文を短期間で仕上げようと考える受験
生もいますが、どうしても語彙力が足らず、時事
問題も深く追求できず、上滑りな主張しかできな
くなります。週1回の受講で十分なので、受験ま
での5か月間を利用し、じっくり対策を進めるこ
とをおススメしています。
次回は、KATEKYO柏崎 理系小論文担当の飛田先生
から、「医療系・理工系 小論文のポイント」を解
説してもらいます。
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