2021年から新指導要領に移行したことで、教科書
も改訂されました。現2・3年生は「えっ?去年の
うちに習ったことになっちゃってるの(例:3年生は
英語の「受け身」など)⁉」と驚いたことでしょう。
すでに習ったことになってしまったわけですから、
現3年生にしてみれば、英語の「受け身」の文法
については、1年生当時の教科書を見ても、2年生
当時の教科書で探しても、どこにも見あたらない
状態でした。
中には、従来は高校生が習うはずの文法が、中学
生で習うことになったものもあります。
・現在完了進行形
・仮定法
・原型不定詞
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また、令和4年度入試では、「そこから出す?」と
いう出題もありました。
これは「感嘆文」という表現です。
How fast she can swim!(彼女はなんて早く泳げるんだ!)
What a beautiful flower!(なんてキレイな花なんだ!)
のように、驚きや悲しみの気持ちを強調するため
の文法です。
「そんなの教科書のどっかに載ってたっけ~?」
「習ってないよ~」という声が聞こえてきます。
今回のwhatで始まる感嘆文は、柏刈・出雲崎エリ
アの中学校が使っている「開隆堂 Sun Shine」では、
中3生の読み物「Library Lion」のp.115の中に、
「What a helpful lion!(なんて早役に立つライオンだ!)」
と出てくるだけです。
読み物としての単元のため、「そこまで重要な文
法ではないだろう」とか「まさか、これが入試に
でることはないだろう」と思った受験生も少なく
なかったかもしれません。
しかし、今回の出題によって、その考えを変えな
くてはいけなくなりました。
特に、柏高や長高・大手を目指す新3年生は、英
語の教科書は、隅々までしっかり読み込みましょ
う。
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このように、新課程に伴い、従来は高校入試で扱
っていなかった文法や、「Reading」の中で見逃
してしまいがちな文法にも注意が必要です。
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